週末におうちワインをした時の出来事です。夕食前に軽く飲もうということで赤ワインを開けて、コルク栓の裏を見たところ、ダイヤモンドのような結晶がキラキラと輝いていました。
触るとザラザラしていて、砂糖のようにも見えます。これはワインのダイヤモンドとも言われる 酒石酸カリウム(酒石)だそうです。一瞬びっくりしますが、これはいいワインだからこそ見られ現象なのだそうです。ワインの中に含まれる酒石酸がミネラル成分と結合して結晶化した結果、キラキラとしたものがコルクの裏側に見られるそうです。この酒石酸はブドウに含まれる果実酸で、酒石酸があるということは、酸がしっかりとしたいいワインということになるわけです。
通常、酒石酸は瓶詰めの前に冷却することで除去されるそうですが、冷却しすぎるとワインそのものの風味を損なうことになったり、酸度を落とし過ぎ、結果として酸化の原因にもなりかねないので、ワイン本来の美味しさを損なわないように、あえて酒石酸の除去をしないワイナリーもあるそうです。つまり、酒石酸カリウムの結晶はワイナリーのこだわりによって生まれるというわけです。
今回、このワインのダイヤモンドが見つかったワインはフリウリ地方のBIOワインにも積極的に取り組むワイナリーVilla Jobのワインです。
Villa Job
http://www.villajob.com/eng/
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