Cinquegrammi…つまり5グラム。一体なにが5グラムなの?

Cinquegrammi…つまり5グラム。一体なにが5グラムなの?

イタリア語で発泡ワイン(スパークリング)はSpumante(スプマンテ)と言います。アスティ・スプマンテといえばアスティ地方のスプマンテ、そしてフランチャコルタもスプマンテのひとつです。私もシュワシュワの泡系は好きですが、特にヴェネト州で造られるプロセッコがお気に入りです。

今日紹介するプロセッコは名前が「Cinquegrammi(5グラム)」というように、残糖値が5gだそうです。ということは、かなりさっぱりとした辛口のはず。プロセッコにも残糖値によってカテゴリーがあります。

Brut(ブリュット):0~15g/リットル
Extra Dry(エクストラドライ): 12~17g/リットル
Dry(ドライ):17~32g/リットル

このCinquegrammiは5gですから、ブリュットの中でもかなり辛口というわけです。あれ?よく見ると、この数値、ちょっとおかしくないですか?ブリュットが15gまで、エクストラ・ドライは12gから・・・ということは、12〜15gはどっちになるの?と疑問ですよね。この2つのカテゴリーの境界線はとても微妙なので、12〜15gの残糖値の場合にはブリュットでもエクストラ・ドライでも、どちらでもOKなのだそうです。ワイナリーがブリュットと考えればラベルにブリュット、いや、エクストラ・ドライだと考えればラベルにはエクストラ・ドライとなるそうです。微妙ですねぇ。なんだかこのあたりの「ゆるさ」がイタリアっぽいです。

 

malibran_5g

 

このCinquegrammiを造っているMalibràn(マリブラン)というワイナリーは7ヘクタールのみの小さなワイナリーだそうです。

Azienda Agricola MALIBRÁN
http://www.malibranvini.it/

 

 

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